人間、そう簡単に他人を理解することは難しいですよね。
特に初めて出会う価値観は、ゆっくりと時間をかけて受け入れていく必要があります。
働く現場でも同じことで、「仕事」そのものへの価値観は人によって違うかもしれません。
近年は、世代間による価値観の違いに悩む方も少なくないのでは…?
今回のコラムでは、多様化してきている若者世代の価値観を中心に調査し、これからの採用活動において世代間のギャップを埋めるために知っておきたいことをまとめていきます!
多様化する価値観
先日、新成人のつどいが催されましたね。
彼らのような若い世代は、いま、自身の価値観や特徴についてどう捉えているのでしょうか。
引用元 【1/8 成人の日】新成人500名に調査(マクロミル調べ) https://www.macromill.com/press/release/20240105.html
3つの特徴を中心に、職場選びへの価値観を分析
自分らしさを大切にする
自分軸をしっかりもって生きていきたいという考え方は、現代のインターネットの普及により、自己表現の場が増えたことが大きく関係しているようです。働く場所を探すときも周りに合わせるのではなく、自分の本当の気持ち・叶えたい事を大切にしたいと考える人が増えています。
仕事よりプライベートを大切にする
仕事とプライベートの切り替えをはっきりさせたい人が多いようです。仕事は仕事、遊びは遊び。また、仕事がプライベートに干渉しすぎないか、一年を通して安定した休日を取りやすいかどうかなどは、職場選びでは特に気にするポイントになっています。
タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する
自分の価値を感じるものに、効率よく時間を使いたい。現代増え続けるサブスクリプションなどのコンテンツ消費をこなす若者世代は、時間の使い方にもそれぞれの価値観を持っています。
そして、これは仕事の残業に対する価値観の違いにも繋がっています。例えば、だらだらと職場には残らず、すぐ帰宅して他のことにもめいっぱい時間を使いたい!など…考え方は様々のようです。
世代間のギャップを乗り越えるには
結局のところ、生まれた世代によってそれぞれの“価値基準”は違います。
実際問題どのようにしてすり合わせていけばよいのでしょうか。
まず第一歩として、「互いの価値観の可視化・前向きなコミュニケーション」を意識してみましょう。
価値観の可視化はただ考え方を伝えるだけではなく、どう理解したのかを確認し合うことが重要です。
今までと違う価値観に出会ったなら、「では、どうしていこうか」と、前向きに向き合う姿勢を忘れずに。
採用活動においては、より具体的に価値観をすり合わせていくことが理想です。
ですが実際、会話の中で相手の真実を見極めることは非常に難しいですよね…。
そこで、職場側が出来る限りの情報開示を行うことがカギになってきます。
入職前の段階で嘘偽りなく情報を伝え、相手にまず吟味してもらう状況を用意することが
有効です。
ホームページサイトやパンフレットで職場の雰囲気などの情報を発信することも、
就職者とのコミュニケーションの第一歩に繋がっています。
ぜひ積極的に活用してみてください。
今回行った調査の内容は、若者世代の価値観のごく一部にすぎません。
これからもさまざまな価値観と常に向き合いながら、よい人間関係・職場環境を目指していきましょう。