「3年離職率◯%」では見えない、“心の定着”って何だろう?

こんにちは。

日々、看護職の採用や定着に向き合っている皆さま、本当にお疲れさまです。
今日は、ちょっとだけ “数字には表れにくいけれど大切なこと” に目を向けてみたいと思います。

辞めてない=満足してる…とは限らない?

病院の人事資料などでよく目にする「3年離職率」
この数字が低いと、なんとなく“うまくいっている”ように見えますよね。

でも、実際の現場では──

「正直、辞めようか迷っているけれど、今すぐは動けない」
「次の異動まで、あと少しだけ我慢しようと思ってる」

そんな気持ちを抱えて働いている人も、決して少なくありません。

◆ “心の定着”って、どんな状態?

私たちが本当に目指したいのは、ただ「辞めない」ことではなく、
「ここで働いていてよかった」と、心から思えている状態です。

たとえば…

  • 困ったときに、声をかけられる誰かがいる
  • 小さな変化にも気づいてもらえる
  • 「あなたがいてくれてよかった」と言われた記憶がある

そんな日常の積み重ねが、人の心をそっとつなぎとめてくれます。

◆ 数字だけじゃ見えない“サイン”に目をこらす

「定着率」は大切な指標のひとつ。
でも、現場ではもっと繊細な“揺らぎ”があることも、私たちは知っています。

  • 最近、元気がないあの人
  • 昼休みに誰とも話していない新人さん
  • 急に「希望休」を増やしているスタッフ

そういった小さなサインに、ふと気づける人がいる職場は、あたたかいなぁと思います。

◆ “辞めさせない”ではなく、“ここにいたい”へ

採用や定着を考えるとき、
「どうしたら辞めさせずにすむか」ではなく、
「どうしたら、ここが“自分の居場所”になるか」という視点で考えてみるのもひとつです。

特別な制度じゃなくても、
声かけや休憩スペース、ちょっとした“気にかけ”の積み重ねで、
人の心は、ちゃんと居場所を見つけていくのかもしれません。

◆ おわりに

“心の定着”は、数値で評価しづらくて、目には見えません。
でも、「なんとなく、今は落ち着いているよね」と感じられる現場には、
その“見えない安心”が、ちゃんと根を張っているものです。

焦らずに、少しずつ。
今日も職場に優しい空気が流れていますように。

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