ターゲットを想定した正しいアプローチを

採用活動のターゲットであるZ世代は
物心ついた時からスマートフォンに慣れ親しむ「デジタルネイティブ世代」でもあり
文章ではなく写真や動画でコミュニケーションをとること(ビジュアルコミュニケーション)が非常に多いです。

集中力はたったの8秒とも

スマホの広告を飛ばすのを待ち構える

コンテンツに対する集中力が短いことも特徴です。平均すると8秒ほどと言われており
膨大な量のコンテンツを消費しているがゆえに、1つのコンテンツに使う時間が短いのです。

また、大量にコンテンツを見ているからこそ審美眼が育っており、良し悪しの判断も速く、
興味のないものはすぐに見るのをやめてしまいます。

これまで以上にツールにも気遣いが大切

私自身、「まず見てもらう」「まず手に取ってもらう」デザインでなければ
彼らの選択肢からは漏れてしまう…と危機感を感じました。

どんな制作物であれ「ターゲットとなるユーザーはどのような層か」「何を伝えたいのか」を真っ先に考えますが、ことZ世代の採用活動では、その分析をよりシビアにおこなう必要がありそうです。

裏を返せば、人事・採用担当者がその特徴を知っておくことで、強い武器になるといえます。

こんな特徴があるようです

  • SNSを使いこなしてコミュニケーションをとる
  • ブランドよりも本質を重視する
  • 社会問題・環境問題への意識が高い
  • ユニークさ、自分らしさ、多様性を受容する
  • 経済的には安定志向

ターゲットがどんな傾向か、デザインには、なくてはならない視点です。
明確に想定したアプローチは強く、全方位的に曖昧に作っていては弱くて響きません。
狙いをさだめた適切な構成やデザインがとっても大切です。

次回のコラムでも、採用ツールのデザインについて書き綴っていきたいと思います。
このコラムを読んでいる時間だけでも、一緒に考えていただけたらとても嬉しいです!