パンフレットを制作するにあたり、はじめに考えなければならないことは「誰が見るパンフレットなのか?」ということです。
病院案内であれば患者さんやそのご家族、看護師募集用であれば、看護学生や既卒の看護師になります。
ただここで注意したいのは、リクルート用の場合、パンフレットを見たからと言ってすぐに面接を希望する人はほとんどおらず、まずは院内の見学に申込むケースが一般的です。
採用パンフレットは求職者に興味をひいてもらうための方法に過ぎません。
では、自分が働く職場を選定するにあたり優先したいものは一体何なのか。
看護学生と既卒の看護の違いをまとめてみました。
自宅からの通勤時間、スキルアップ支援制度、保育施設、勤務体制、職場の雰囲気など
2つを比べてみても、患者さんには関係ないものがほとんどです。
そう考えると、患者さん用と看護師募集用を制作するとコストもかかりますが、本来の目的を考えれば必要なコストとして受け止めざるを得ません。
それでは、ここで看護師募集用パンフレットを制作する際のポイントを2つ挙げてみました。
ポイント1 自院への共感を形成
求職者の中でも新卒者は、実習やインターンシップで職場の体験はしていても「働く」ということのイメージがまだまだ湧いていないことがあります。また全部の病棟をまわることは不可能ですので、病院全体の雰囲気を理解するにはムリがあります。そこでもう少し病院全体の雰囲気がわかる採用パンフレットがあれば、入社後の自分を想像しやすくなり共感や親しみを持ってもらうきっかけにもなります。
ポイント2 求職者の不安を解決
採用パンフレットには、求職者に寄り添った形で、入職にあたっての疑問や不安を解消する役割もあります。
業務内容や福利厚生に関するQ&A、先輩社員へのインタビューがこれにあたり、見学会や説明会の際に聞き忘れてしまったこともパンフレットに書いてあれば不安も解消され次のステップに繋がりやすくなります。
最後に・・・我々の意識も変えていくことが必要です。
自分の既成概念にとらわれず、相手の視点に立った行動には、必ず良い結果がついてくると信じてやっていきましょう!
教育体制、職場の環境、先輩の雰囲気、福利厚生、住む場所、寮など、